クロフネ
「黒船」というと、今で言う横須賀にペリー提督が乗りつけた、あのいかつい船でしょう。
「あのいかつい」と、思わず言ってしまいましたが、見たことがなくてもそのくらい威圧感に溢れる船だったという想像はたやすくできます。
そして、競走馬にも「クロフネ」という馬がいました。
その名前からは、「黒船」よろしくいかにも真黒でいかつい馬体の馬という印象を受けがちですが、その馬体は正反対の真白。
そう、芦毛のクロフネは真白な名馬でした。
ただ、この馬はアメリカ産馬であり、その意味ではまさに「2011 G1 有馬記念予想捲土重来」という印象はあながち間違いではありません。
クロフネは第2回のジャパンカップダートを圧倒的な強さで勝ちましたが、この馬、実は芝でもNHKマイルカップを制しているということで、まさにオールマイティーな活躍を見せた名馬です。
しかし、やはりなんと言ってもダートでのその呆れるほどのポテンシャルには、多くの競馬ファンが虜にさせられたというべきでしょう。
天皇賞・秋を、かなり期待されながらも除外になり、芝でこれだけ走るクロフネをなぜダートに?という疑問符一杯で、ダートのGIII戦である武蔵野ステークスに向かわせ、そしてあのとんでもない圧勝劇を残すのです。
これは未だに伝説となって、おそらく今後永遠に語り継がれることでしょう。
簡単に言ってしまえば、芝のバリバリのオープン馬に混じって、クロフネだけがダートを走っても好勝負であったというくらいの、本当に筆舌に尽くしがたいパフォーマンスでした。
その後、もちろん芝のジャパンカップではなく、ジャパンカップダートに駒を進めたことは言うまでもありません。
そのジャパンカップダートでは、今までフェブラリーステークス裏情報見たことのない光景が目の前に広がっていました。
というのも、皆が脚をためにためる府中のシンボル・大欅の向こうを過ぎたところから一気のスパートに出たのです。
こんなところでスパートされては、残りのメンバーはたまったものではありません。
ハッキリ言って、「クロフネ」という名の怪物と走らなければならなかった不幸を嘆く以外にありませんでした。
もちろん圧勝。
しかし、この激走の反動は大きく、残念ながらこのレースを最後に競走生涯に幕を下ろすクロフネでした。
タグ
2011年12月20日 | コメントは受け付けていません。 |
カテゴリー:競馬予想

